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人前で堂々と話せる人が羨ましい・・緊張せずに話す秘訣は何かあるの?

2021年5月12日

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緊張する

悩む人新入社員「就職してから毎朝のミーティングや打ち合わせで人前で話す機会が多くなったけど、全然うまく話せないよ。どもったり詰まったりで恥ずかしい。どうしたら改善できるのかな?」

 

 

 

今日はこうした疑問にお答えします。

 

今年度もはや一月経ち、GWが明けてから5月病真っ最中ではないでしょうか。

挨拶はじめ、徐々に人前で話すことが増えてきているのではないでしょうか。

 

かくいう僕も働き始めてから10年以上経った今でも人前で話すことが非常に苦手です。

できれば回避したいと常々思っているところですが、業務を円滑に管理するうえでは避けて通れないものですので、これから紹介する方法を用い、なんとかやっております。

 

あなたがもし、新入社員や若手でれば今がチャンスです。

まだ失敗が許される立場のうちに成長しておきましょう。決して無駄にはならないはずです。

 

なぜ人前でうまく話せないのか?

原因1:過度な緊張(過緊張)によるもの

stress

人前で話すということは、大きな緊張下に置かれるということになります。

その緊張レベルは、僕が在籍していた大学の心理学の教授曰く「空母から戦闘機が離陸するのと同じくらい」とのことです。

もちろん、個人差はあるものの、当時の僕は大いに納得したものでした。

 

わずか数秒で音速に近いスピードまで加速するんですから、とんでもないストレス及び緊張状態であることがわかります。

そのような緊張状態では正常な思考や動作は阻害されてしまうのです。

フェーズ理論でいえば、もっともレベルの高いフェーズⅣの状態といえます。

 

フェーズ理論って何?

フェーズ理論は安全人間工学で使われるもので、人間の意識に関する考え方です。

人間の信頼性は意識に依存していますが、この意識レベルを5段階に分ける考え方を言います。

フェーズ0(意識が無く脳が動いていない状態。睡眠中など)からフェーズⅣ(過緊張状態のときで、注意は目先の一点に凝結され、記憶や判断の回線が断ち切れ、脳はパニックを起こす)まで分類されています。

 

原因2:何を話すのか、場当たりで考えてしまっている

僕の経験上、一番大きな原因と考えられるものです。

まさに発言するそのときになり、ようやく何を話すか考えると、失敗する可能性は非常に高くなります。

 

話すことに加え、次に何を話すか考えることは全く別のタスクであり、言ってみればマルチタスクです。

禅僧でありながら精神科医でもある川野泰周氏曰く、「人間は本来マルチタスクに向いていない」とされます。

 

要は脳は一度に注意を向けられる総量に限界があるためです。

同時に2つのことを行おうとすると、どちらかがバグを起こしかねません。

 

原因3:饒舌かつうまく話すことを意識しすぎている

百戦錬磨で経験豊富な上司や、話がうまい同僚が人前でスラスラ話しているのを見ると、どうしても劣等感を覚えがちです。

彼らが基準だと捉えてしまい、彼らのようになめらかに話さなければ、ウィットに富んだ冗談を交えなければ、と焦ってしまいます。

 

付け焼き刃で彼らの真似をしてうまく話そうとすればするほど、ドツボにハマってしまいます。

彼らは彼らのやり方でこれまで培ってきたものであり、真似をしたところでいきなりうまく喋れるわけではないからです。

 

改善策

改善策1:緊張するのは当たり前、しない人はいない

meeting

結論から言えば、緊張をまったくしないというのはほぼ不可能でしょう。

この薬さえ飲めば緊張も一発解消!というアイテムがあれば良いのですが、おそらくノーベル賞ものです。

ただ、緊張はなくすことは出来ませんが、軽減することは可能です。

 

それは「緊張することは当たり前。しない人はいない」と自覚することです。

原因の項目でも述べたように、人前で話すことの緊張レベルは、戦闘機の離陸時と同じくらいと言われます。

言ってみれば極限の緊張下において、うまく喋れることの方が珍しいのではないでしょうか?

 

決してあなたの能力が低いわけでもなんでもありません。

緊張という悪魔が少し悪さをしているだけなのです。

 

緊張して当たり前、うまく行かなくて当たり前、と開き直っても全然問題ありません。

それだけでも少し気が楽になりませんか?

 

改善策2:話す前に整理をしよう

なんでもいいからとにかく書き出そう!

note

プレゼンなど大事な場面に限らず、発言する機会があると思われるときは、準備が重要です。

何を話すか自分の頭の中だけで整理できますか?自分のメモリを信用できますか?

 

紙でもPCのメモ帳でもなんでも構いません。

まずは頭で整理したものを書き出してみましょう。

 

最初は一言一句丸ごとカンペでも構いません。

カンペをただ読み上げるだけでも、人前で話すことはそれ以上に得られるものがあります。

 

スラスラ話せている人はたいてい話す前に無いようをきちっと整理出来ています。

何も準備せずスラスラ話せるのは、夜神月君のような超高回転の頭脳の持ち主くらいでしょう。

 

とはいえ、いつまで経ってもカンペに頼るのも好ましくありません。

人前で話すことに慣れてきたら、次はキーワードのみ書き出し、そこから話を広げてみましょう。

 

話のネタは事前に読み込み、質問や意見を洗い出そう!

どんな場でもそうですが、事前の準備が9割です。

 

まず、会議やミーティングで使われる資料を事前に穴が開くほど読み込み、内容を理解しましょう。

そして、質問や意見など、自分ならではのコメントをまとめておくのです。

 

いきなりその場で資料を初めて見ても、時間的制約や、雰囲気に飲まれて斜め上のコメントしかできないことがあります。

要は焦って無理やり良いコメントをしようとして空回るパターンです。

的を射たコメントをするためには、事前にじっくり考えておくことが重要です。

 

改善策3:良い意味であなたの話し方は誰も興味がないことを自覚する

芸人や噺家のように、喋ることを生業とする職業の方々ならいざしらず、一般的に仕事をするうえでは彼らのようなスキルは求められません。

彼らは対価を払ってでも聞く価値のあるもので、当然それ相応のスキルを求められます。

 

しかし、ビジネスの場での目的は何でしょうか?

あなたの上手で面白い話を聞くことでしょうか?

 

違いますよね。

 

ウィットな冗談を交えて笑いを取れば、職場の雰囲気も良くはなるでしょうが、必須ではありません。

誰もそんなことは求めていません。

 

必要なことを的確かつ性格に伝えられているかが重要です。

ビジネスの場においては、饒舌な人間よりも、正しく伝えることができる人間のほうが重宝されますよ。

 

まとめ

今回は人前で喋ることについてのポイントをまとめてみました。

 

誰もが最初からうまく喋れるわけではありません。

うまく喋れている人も最初から完璧だったわけでもありません。

 

結局、今の自分にできるところから一歩ずつ慣れていくしかないのです。

慣れていけば、自分の中で余裕が生まれ、その余裕からより良い喋りが生まれることもあります。

 

機会があれば、積極的に人前に出て喋り、場数を踏んで経験値を得ていきましょう。

あなたの今後の成長を祈っています。

それでは。

 

永松 茂久(著)すばる社(2019/9/1)

 

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