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【マジで辛い】社内ニートはこんな原因で腐敗した世界に堕とされる

2021年3月23日

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社内ニート

こんにちわ。

突然ですが、「社内ニート」という言葉をご存じでしょうか。

 

ちゃんと毎日出勤しているものの、自分のデスクに向かったきり、仕事をしている気配の無い人です。

 

あなたの周りにももしかしたらいるのではないでしょうか?

もしかしたらあなた自身がそうなのかもしれませんが。

 

今回は、「社内ニートの原因はどんなものがあるのか?」にフォーカスしてお届けします。

 

「社内ニート」は「窓際族」と似て非なる存在

社内ニートは正式に組織の一員でありながら、仕事を与えられていない存在です。

 

唯一やることと言えば、「雑用」

 

具体的には電話の取次ぎ、掃除、ポットの水替えくらいでしょうか。

 

同様な意味の言葉で、「窓際族」というものがあります。

「窓際族」という言葉は皆さんもよくテレビドラマや本で目にしたこともあるのではないでしょうか。

 

しかし、窓際族は比較的定年間近の方が多い一方、社内ニートは若手も含まれることもしばしばあります。

 

社内ニートの原因って何がある?

【とても多い】無能すぎる

無能

はい、もう無能すぎて仕事ができない(任せられない)ため、何もやらせて貰えないパターンです。

Aという結果を出す仕事を任せられてたのに、B、Cといった全く見当違いな結果を出してしまう人です。

 

新入社員や経験の浅い若手社員であれば、間違った結果を残す場合も少なくありません。

しかし、先輩や上司から教育や指導をもらいつつ、徐々に学び、求められる成果を出すようになっていきます。

 

しかし、一定の割合で学んだ成果が一向に得られない人がいるのも事実です。

 

やる気のある無能が一番厄介

無能に加え、やる気がある場合はさらに社内ニート候補に抜擢されるでしょう。

 

かつてのドイツ軍人「ハクルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト」は軍人を4つに大別しました。

クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト

クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト(1878年9月26日 - 1943年4月23日)

私が考えるに将校には4つの特性がある。

利口、愚鈍、勤勉、怠慢である。多くの将校はそのうち2つを併せ持つ。

まずは利口で勤勉なもので、これは参謀将校にするべきだ。

次は愚鈍で怠慢なもので、これは軍人の9割にあてはまり、日常業務をこなすことに向いている。

利口で怠慢なものは高級指揮官に向いている。なぜなら確信と決断の際の図太さを持ち合わせているからだ。

もっとも注意すべきは愚かで勤勉なもので、このような者は害を及ぼすのみであるので、いかなる責任ある立場も与えてはならない。

出典:Wikipedia クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト「将校の4分類」

組織において、「やる気のあるバカ」が一番厄介である、ということです。

 

自分で適時適切な判断ができないのに、自由気ままに動き回るタイプです。

こういったタイプ、何をするか分からないため、下手をしたら組織に大ダメージを与える恐れもあります。

そのため、何もやらせては貰えないのです。

 

本当は組織としては解雇したいものの、終身雇用が根強い日本ではおいそれとは解雇できません。

とはいえ、まともに働かせられるわけでもありません。結果、社内ニートとして置くほかなくなるのです。

 

余談

なお、軍人の4大別は、エクヴォルトではなく、同じドイツ軍人の「ハンス・フォン・ゼークト」の発言として扱われることが多いです。

経緯は定かではありませんが、日本ではゼークトの発言として浸透しているようですね。

ちなみにこんな人↓

ハンス・フォン・ゼークト

ハンス・フォン・ゼークト(1866年4月22日 - 1936年12月27日)

● 利口で勤勉 - 参謀に適している。
● 利口で怠慢 - 指揮官に適している。
● 愚鈍で怠慢 - 命令を忠実に実行するのみの役職に適している。
● 愚鈍で勤勉 - このような者を軍隊において重用してはならない。

出典:wikipedia「ハンス・フォン・ゼークトの組織論」

 

【まあまあ多い】問題児すぎる

エキセントリックな行動をとる問題児も、社内ニートになりがちです。

もはや社会人としてというより、人間としてヤバすぎるパターンですね!

 

「やる気のあるバカ」が可愛く見えるくらいのタイプです。

上司の指示に服従しないどころか、逆に暴力や暴言を吐いたり、まともに仕事をしようとしない人間です。

挙句の果てには法を犯すような大問題を起こし、警察のお世話になってしまうような人格破綻者がこれにあたります。

 

もはや組織のお荷物でしかありませんよね。

このタイプは警察沙汰の結果、懲戒解雇になるパターンが多いです。

 

とはいえ、警察沙汰を起こした場合、取引先や社会的影響への対応に追われ、組織として大ダメージを受けます。

最後の最後まで迷惑をかけてしまうため、人事担当者としては採用の段階で見限りたいタイプと言えるでしょう。

 

【あまり多くない】上司のお気に入りである、または弱みを握っている

人事権を持っている上司のお気に入りであるか、または弱みを握っているパターンです。

このタイプは仕事がそもそも嫌いで、極力しない方に努力する傾向にあります。

 

そのためには人事権を持つ上司へのゴマ擦りは屁とも思いません。

お気に入りにさえなれば後はどう料理しようが勝手ですからね。

 

更には、上司の弱みを握ることすらためらわないこともしばしばです。

最近では、パワハラやセクハラ関連で弱みを握られたらアウトでしょう。

 

【あまり多くない】周囲に比べて立場が上

ここからは、あまりマイナス面ではないケースとなります。

周囲の社員に比べて、直属の上司ではないものの、立場が上の場合に見られるケースです。

 

どちらかというと、「過剰に気を遣われている」と言ってもいいのではないでしょうか。

これは体育会系の組織によくみられるものです。

 

彼らは、たった一年でも先輩である以上、絶対的存在として扱うよう叩きこまれています。

そのため、本人のやる気の有無関係なく、下位者が気を遣って全て代わりに仕事をしてしまうのです。

 

結果、本人に仕事が回らず、社内ニートのような扱いになってしまうのです。

人事担当者が適切な人事異動をしない場合、このケースに発展しがちです。

 

パワーバランスを考慮した異動にする必要があると言えるでしょう。

 

【非常に少ない】優秀すぎるため、腰掛の配置

エリート

これはさらにケースが少なく、「立場が上」のケースをもっと極端にしたものでしょう。

官僚でいえば「キャリア組」がこれにあたるのではないでしょうか。

 

彼らのように、すでにレールが敷かれた方々の場合、様々な配置を短期間でぐるぐると回っていきます。

当然、彼らは基本的に上級の幹部として指揮を執るため、激務配置で帝王学を学んでいきます。

 

が、一方でそういった激務配置を渡り歩く中で、どうしても異動のタイミングが合わない場合も多々あります。

そのタイミングでいわゆる腰掛の配置として、一時的に末端で余裕のある配置へ身を置くことになります。

 

とはいえ、あくまで腰掛であり、本来そこにいるべき存在ではないため、忖度されて仕事が来ることはほぼありません。

おそらく本人も自覚し、次に控えている本来いるべき激務配置に備えて勉強していることでしょう。

 

自分の身の振り方を考えよう

もしあなたが「社内ニートかも?」と思い当たるフシがある場合、上記のいずれかのケースに該当していると言えます。

自分のこれまでの勤務での経験を振り返り、どれに該当しているか考えてみましょう。

 

もし、該当している場合は、かつ社内ニートであることに罪悪感や焦燥感を持っているのであれば、身の振り方を考えてみましょう。

前向きな姿勢を持つことが肝要です。

 

無能であれ、問題児であれ、少しでも自らが率先して仕事をするという気概を見せましょう。

立場が上や、エリート社員においても、今だからこそ積極的に仕事を取ってくる方が、より今後のキャリアにも役立ちます。

 

逆に、社内ニートを謳歌したいのであればそのまま突き進むのも良いでしょう。

ただし、相応の鋼のメンタルが要求されます。

 

昇給や昇進もほとんどなく、新入社員と同等以下の雑用しか任せられないのって、意外に精神的にきますよ・・。

 

まとめ

社内ニートが生まれる原因は大きく分けて以上でしょうか。

組織が大きくなればなるほど、社内ニートになる割合も自然と増えていきます。

 

ほぼ必要悪と言ってもいいかもしれません。

反面教師とするのも良し、自らが社内ニートになるのも良し。

 

それが組織というものなのかもしれません。

諸富 祥彦(著)(2012/5/30)幻冬舎
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