こんにちわ。
人が何かを、誰かを想うとき、その愛情の深さはまちまちです。
場合によっては異常とも呼べることもあるでしょう。
2022年も半年が過ぎようとしています。
引き続き皆さまにぜひ読んでいただきたい「2022年もおすすめできるヤンデレ&メンヘラ漫画15選」を紹介します。
ヤンデレ&メンヘラが織りなす暗い闇を堪能してはどうでしょうか。
目次
可愛そうにね、元気くん
作者 | 古宮海 |
ジャンル | 性的倒錯、加虐、ヤンデレ&メンヘラ |
レーベル | 週間ヤングジャンプ |
出版社 | 集英社 |
巻数 | 既巻8巻(完結)(2022年3月9日現在) |
「ぼくは大人になれない。」や「オニとユイ」といった読切作品を主に描いていた古宮海先生の連載作品となります。
単行本が涙を流す少女のアップで、かなりインパクトがあるので記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
好きな子に対する愛情と加虐心に揺れる主人公をはじめとした、少年少女の心模様が描かれた作品です。
性的倒錯と青春ラブロマンスを見事に融合させた問題作といえます。
主人公:「廣田 元気(ひろた げんき)」は同じクラスの「八千緑 七子(やちみどり ななこ)」に好意を持っています。
しかし、何より彼が興奮を覚えるのは、七子が痛めつけられ傷つく姿でした。
彼女に暴行を加えるイラストをしたため欲望を昇華していましたが、ある時、七子本人にイラストを見られてしまったことから物語は動き始めます。
登場人物全員が心に闇を抱えたヤンデレ&メンヘラ青春群像劇は衝撃的です。
↓個別記事でまとめていますので、よければ覗いてみてください。
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異常者の愛
作者 | 千田大輔 |
ジャンル | ヤンデレ&メンヘラ、監禁、ストーカー |
レーベル | マンガボックス |
出版社 | 講談社 |
巻数 | 既巻6巻(完結)(2018年9月8日現在) |
サスペンス漫画である「ヒロインは絶望しました」で有名な千田大輔先生の連載作品となります。
「人の形をした悪魔」という言葉がピッタリの超サイコ&ヤンデレヒロイン(?)が登場します。
彼女を中心に翻弄される主人公一同の長きに渡る因縁の結末やいかに。
主人公の市ノ瀬 一弥(いちのせ かずみ)は、小学生時代、好きだった女の子・二海 二美香(にいみ ふみか)を三堂 三姫(みどう さき)に殺されてしまいます。
三姫は一弥に異常なまでに惚れ込んでおり、二美香という存在がどうしても邪魔だったのです。
二美香の死から11年後、一弥は三姫への復讐を誓うが、逆に三姫に返り討ちにあい、拘束・監禁され非道の限りを尽くされます。
果たして、一弥はこの地獄から抜け出し、三姫に復讐を果たすことができるのか?
一弥に関わった女性全員にまで手をかける三姫はまさに最凶のサイコパスといっても良いでしょう。
どうあがいても絶望、という言葉がふさわしく、三姫の前にはどんな策も通用しません。
ただ、ラストの展開は少し胸が締め付けられるような切なさがありました。
かなり過激な描写がありますので、苦手な方にはオススメしません。
adabana 徒花
作者 | NON |
ジャンル | サスペンス、若干ヤンデレ&メンヘラ |
レーベル | ヤングジャンプコミックスGJ |
出版社 | 集英社 |
巻数 | 既巻3巻(完結)(2022年3月9日現在) |
「デリバリーシンデレラ」や「ハレ婚。」で一躍有名になったNON先生のサスペンス漫画です。
舞台は雪が積もる小さな街。
女子高生が殺害される猟奇的な事件が起こります。
被害者は女子高生・五十嵐真子。そして犯人として自首してきたのは、同級生である藍川美月。
しかし、そこには2人の少女を巡る秘密がありました。
真子と美月、そしてその他の人間関係が複雑に織りなすサスペンスであり、伏線がいくつも仕掛けられています。
本作品は上・中・下の3巻で完結ですが、最後まで読んだら一度最初から読み返すことをぜひオススメします。
いじめるヤバイ奴
作者 | 中村なん |
ジャンル | ヤンデレ、メンヘラ、ギャグ? |
レーベル | マガジンポケットコミック |
出版社 | 講談社 |
巻数 | 既巻15巻(2022年5月30日現在) |
本作がデビュー作となる、中村なん先生のヤンデレ&メンヘラ&(半分)ギャグ漫画です。
舞台はどこにでもありそうな普通に見える高校。
しかしそこでは常軌を逸した物語がありました。
主人公である仲島達也は、クラスメイトで気弱な白咲花に対し、過剰とも呼べるレベルのいじめを繰り返していました。
誰も次の標的になることを恐れて、クラスメイトはおろか担任も止めることはできません。
しかし、実際はこのいじめには驚愕の理由があり、真実はまったく逆のことだったのです。
本作の設定はかなり斬新であり、主人公の仲島が気の毒になるレベルの展開が繰り広げられています。
また、彼らを取り巻く人間関係もキワモノなヤンデレ&メンヘラばかりです。
なお、序盤はサスペンス寄りですが、中盤を越えたあたりからギャグ要素が強くなります。
超人レベルの戦いも時々繰り広げられたりと飽きさせることがありません笑
病月
作者 | もちオーレ(原作)、箕田 海道(作画) |
ジャンル | 百合ヤンデレ |
レーベル | 電撃コミックスNEXT |
出版社 | KADOKAWA |
巻数 | 既巻2巻(完結)(2022年3月9日現在) |
「出会い系サイトで妹と出会う話」で有名なもちオーレ先生原作の百合ヤンデレ漫画です。
作画は箕田 海道先生で、Pixivにも投稿しているようです。
「タヤショ」と呼ばれる田山祥子から、毎日大量の花束や待ち伏せをされる花切絵。
そんなある日、籠屋リョウという謎の少女と出会います。果たして3人の関係はどうなっていくのか・・。
ヤンデレと百合のコラボがたまらない作品です。
タヤショの切絵へに対する執着度合いがゾクゾクしてきます。
2020年12月26日、ついに2巻が発売されました!
悪辣~アクラツ~
作者 | 霜月かいり |
ジャンル | メンヘラ、サイコホラー |
レーベル | ヤングキングコミックス |
出版社 | 少年画報社 |
巻数 | 既巻1巻(2022年3月9日現在) |
霜月かいり先生が描く、1話完結型のオムニバスサイコホラー作品です。
舞台は現代であり、様々な闇を抱えた人々が各話に登場します。
SNSにおける承認欲求に飢えた女性がついに一線を・・など、現代を代表するかのような様々な物語が描かれています。
公式の紹介文にもあるように、平凡な日常が、ちょっとしたきっかけで憎悪や悪意に満ちた結末を迎えてしまいます。
基本的にすべて結末は救いようのないものであり、バッドエンド好きな人にとっては堪らないものもしれません。
特に、ある話に登場するバスの運転手さんのエピソードは、相当刺さりました・・。
ハッピーシュガーライフ
作者 | 鍵空とみやき |
ジャンル | 百合ヤンデレ、サイコホラー |
レーベル | ガンガンコミックスJOKER |
出版社 | スクウェア・エニックス |
巻数 | 既巻10巻(完結)(2022年3月9日現在) |
言わずと知れた鍵空とみやき先生が贈る純愛百合サイコホラー作品です。
もはや純愛百合サイコホラーの金字塔といっても過言ではないと呼べるでしょう。
また、本作品は2018年の7~9月にかけてアニメ化もされており、高い人気を誇っています。
主人公の松坂さとうが、自分に愛を気づかれてくれた8歳の少女、神戸さとうを守るためならばいかなる手段も辞さないところがすごいです。
可愛い絵柄の一方、重めな展開やトンデモ設定が目白押しで、そのギャップが最高だと思います。
特に、ラストシーンについてはかなり意見の割れたようですが、私はあの終わり方で良かったと思います。
メメメメメメメメメメンヘラぁ…
作者 | 栗井茶 |
ジャンル | メンヘラ、ヤンデレコメディ |
レーベル | ヤングガンガンコミックス |
出版社 | スクウェア・エニックス |
巻数 | 既巻2巻(2022年3月9日現在) |
作者は、キレキレの作品を輩出することに関しては右に出るものはいない栗井茶先生です。
大学生の山田君と、彼のことを大好きなぶっちぎりメンヘラの唯ちゃんが繰り広げる背筋も凍るようなラブコメです。
唯ちゃんは元々、「プラスチック姉さん」の主人公と同級生の一人でしたが、晴れて(?)スピンオフしました。
唯ちゃんの山田君に対する愛情はもはや凄まじく、かわいい顔をしながらの過激な愛情表現は怖くもあり面白くもあります。
本作品については個別に細部を取り上げているので宜しければどうぞ↓
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サエイズム
作者 | 内水融 |
ジャンル | ヤンデレ、サイコホラー |
レーベル | チャンピオンREDコミックス |
出版社 | 秋田書店 |
巻数 | 既巻10巻(2022年3月9日現在) |
作者の内水融先生は、週刊少年ジャンプにて「カイン」や、ジャンルとしては珍しい中世医療漫画である「アスクレピオス」などの人気作品を描いていました。
どちらかというと、架空世界の物語を中心とした作品を展開することが多いですね。
そのため本作のように、現実世界かつホラー要素が多い本作品はかなり異質でした。
(正直本作を読んだとき、同一の作者と思えなかったです)
主人公であるイジメられっ子の美沙緒が、助けてくれた冴(サエ)に気に入られたことから始まります。
仲のいい友人となったと思いきや、実は超束縛タイプ女子で日常生活もままならず・・。
先の読めない展開にグイグイ引き込まれていきますので是非読んでみてください。
なお、現在は「サエイズム Second Season」を連載中です。
恋愛暴君
作者 | 三星めがね |
ジャンル | ラブコメ、ヤンデレ |
レーベル | メテオCOMICS |
出版社 | フレックスコミックス |
巻数 | 既巻14巻(完結)(2022年3月9日現在) |
三星めがね先生が描くラブコメ漫画で、2017年にはアニメ化もされた人気作となります。
見た目は死神・実は天使の「グリ」、高校二年生の「藍野青司」を中心とするドタバタコメディです。
基本、コメディがメインとなりますが、登場人物の一人である「緋山茜」と「白峰樒」のヤンデレ&メンヘラっぷりが凄まじいです。
リアルタイムで連載を読んでいましたが、正直この二人が目当てで読んでたと言っても過言ではありません。
茜ちゃんは清司にベタ惚れ(一方的にですが)しており、脳内ではすでに結婚、少しの浮気も許さない性格の女性であり、
樒ちゃんは気に入った相手をおもちゃにしてしまうという、もう何を言ってるのか分からん状態な二人です。
話の展開や見せ方も面白く、何度読んでも飽きさせない魅力がある一作となっております。
乙女のはらわた星の色
作者 | いしとゆうら |
ジャンル | SF、学園ラブコメ、ヤンデレ |
レーベル | ジャンプコミックス |
出版社 | 集英社 |
巻数 | 既巻4巻(完結)(2022年3月9日現在) |
SFチックな学園ラブコメの逸品です。
主人公の地球人・ゲンを巡り、宇宙人である女子たちの激しい(?)恋愛バトルが見どころとなっています。
ジャンプSQならではの秀逸なギャグはぜひ読んでいただきたいです。
特に、主人公が昔命を助けたキゥリプの主人公に対する想いはもはやヤンデレを通り越した何かになっており、愛されたい人にはおすすめです。
個人的には主人公の友人・ミツヨシのゲスっぷりが完全にツボに入りました。全宇宙の女子の敵ですね。
渡くんの××が崩壊寸前
作者 | 鳴海なる |
ジャンル | ラブコメ、ヤンデレ |
レーベル | ヤングマガジン |
出版社 | 講談社 |
巻数 | 既巻12巻(2022年3月9日現在) |
主人公である渡直人を中心に展開するラブコメです。
最悪の幼馴染「館花紗月」、憧れの同級生「石原 紫」、ブラコンの妹「鈴白」に加え、後輩「梅澤真輝奈」を交えた、三角関係ならぬ五角関係が見どころです。
1、2巻あたりはごくごく普通のラブコメ展開が続いていきますが、話が進むにつれ、徐々に怪しい展開になっていきます。
というのも、主人公に取り巻く女子たちが軒並み病み気味?(多少、程度の差はありますが)なのです。
最初は、意図不明な言動を繰り返す幼馴染・紗月だけだったものの、やがて紫、果ては妹である鈴白まで主人公に対して歪んだ愛情を抱いてしまいます。
特に紫ちゃんはもともとおとなしい性格であり、あまり自分の気持ちを外に出すことがない人物です。
そのため、想いを自分の中で増幅させてしまうのでしょうか。彼女の動向が今後気になる次第でございます・・。
賭ケグルイ
作者 | 河本ほむら、尚村透 |
ジャンル | ギャンブル、学園 |
レーベル | ガンガンコミックスJOKER |
出版社 | スクウェア・エニックス |
巻数 | 既巻15巻(2022年3月9日現在) |
アニメ化、実写映画化もされた学園ギャンブル漫画の代表格とも言える作品です。
高いギャンブル性を表現した内容は元より、顔芸とも呼べるキャラクターの表情にも一見の価値があります。
直接的なヤンデレ、メンヘラ描写はそこまで強くないものの、登場人物の一人である「生志摩 妄」が、主人公である「蛇喰 夢子」に執着するさまは背筋が冷えるものがあります。
とはいっても蛇喰夢子自身も、普段の姿とギャンブルに狂った姿のギャップが凄まじく、何とも言えませんが笑。
いつか私は君を裏切る
作者 | 桜井 瑞希 |
ジャンル | 学園ミステリ、百合メンヘラ |
レーベル | まんがタイムKRコミックス |
出版社 | 芳文社 |
巻数 | 既巻3巻(完結)(2022年3月9日現在) |
桜井瑞樹先生が描く、学園ミステリ漫画です。
タイトルのインパクトが強かったため、思わず手に取ってしまいました。
学園における謎を追い求める主人公・初恋初恋(ういれんういこ)、そして彼女に魅入られた女教師・独善愛衣孤(ひとよりあいこ)が織りなす裏切りの物語です。
独善先生の初恋に対するドロドロとした執着が堪りません。
ミステリということで謎解きの要素も盛り込まれており、一気に読み進めてしまえます。
この愛は、異端
作者 | 森山 絵凪 |
ジャンル | ダーク幻想、恋愛、異種族 |
レーベル | ヤングアニマルコミックス |
出版社 | 白泉社 |
巻数 | 既巻3巻(2022年3月9日現在) |
森山 絵凪先生が描く悪魔と人間の恋愛物語です。
とても美しい絵柄に惹かれて読み始めました。書き込みが半端ないですね!
天涯孤独な少女「淑乃」が古本屋で見つけた一冊の本から呼び出した悪魔「ベリアル」と契約する代わりに、彼と一緒に過ごしていく物語です。
ベリアルにとって淑乃はただの人間としか考えていなかったものの、一緒に過ごしていくうちに特別な感情が芽生えてしまいます。
他の悪魔たちに奪われそうになると感情をむき出しにして彼女を守ろうとする姿は儚くも美しく、胸が熱くなります。
ヤンデレとはやや趣向が違いますが、あえて今回のリストに加えさせていただきました。
イケメン悪魔たちがたくさん登場するので、どちらかというと女性向け作品の評価がありますが、男性が読んでも十分に楽しめる作品だと思います。
なお、3巻を持って第1部は完結とのことです。
作者のツイート曰く「第2部はそのうちスタート」とのことですので楽しみに待ちましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一挙に15作品を紹介しましたが、どれも魅力あふれるヤンデレ・メンヘラ漫画といえると思います。
年代問わずこうした作品はたくさん世に輩出されていますので、普遍的なテーマなのでしょうか・・。
重い愛が織りなす物語は読む人の心をつかんで離しませんね~。
今年も引き続き色々な漫画を読んで皆様に紹介していきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
それでは!
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