こんにちわ、ノブです。
書店で漫画を選ぶとき、大抵ジャケ買いすることがほとんどです。
ついこのあいだ、書店で漫画巡りをしているときに一番強く惹かれた表紙だったため思わず購入しました。
いやでもまさかこのキャラがあのキャラとは思いもよらず・・。
今回は「性別の違いとは何か」を考えされるような「おかえりアリス」を紹介します。
内気な中学生である主人公・洋平と、幼稚園から幼馴染である慧、結衣が織りなす複雑な関係が見どころです。
注意ポイント
内容の関係上、ネタバレを含みますので、ご注意を・・
目次
基本情報
最初に基本情報です。
作品名 :おかえりアリス
作者 :押見 修造
ジャンル:青年マンガ
出版社 :講談社コミックス
掲載誌 :別冊少年マガジン
発表期間:2020年10月9日
巻数 :既3巻(2022年3月15日現在)出典:講談社コミックプラス公式サイト
作者は「押見 修造」先生です。
言わずとしれた心をえぐるような青春漫画の金字塔として名を馳せています。
代表作としては「惡の華」、「僕は麻理のなか」が挙げられると思います。
どちらもアニメ化はもとより、実写映画化されるなど、非常に人気の高い作品を世に輩出されています。
最近では「血の轍」というサスペンス寄りの作品を同時並行で連載しており、精力的に活動中の作家です。
本作は、主に中学生~高校生にかけての物語となります。
「おかえりアリス」の魅力
10代の青春の空気感が凄い
これは同作者の作品全般に言えることですが、青春時代の空気感を描くのが非常に優れています。
特に非リア充の目線で見る鬱々とした青春時代が赤裸々に表現されることに長けています。
僕も学生時代は非リア充だったこともあり、共感できるポイントが多数あります。
漫画としても質が高く、会話や表情などに一瞬の間を持たせ、空気感で複雑な心情を見事に表現しています。
複雑な幼馴染3人の関係性
出典:マガポケ公式サイト
物語は、内気な中学生・洋平、慧、結衣は幼稚園から一緒の幼馴染により語られていきます。
ですが3人は複雑な関係の真っただ中です。
洋平は結衣のことが好きである一方、結衣は慧が好きであるという三角関係。
ある日、洋平は体育館裏で結衣と慧がキスをするのを目撃してしまいます。
そのとき慧は洋平に気づきますが、なぜか悲しい表情をしながら洋平を見つめます。
それ以降、洋平は慧を避けるようになってしまい、3人の関係にヒビが入ってしまいました。
そしてある日、慧は突如として転校し、二人の前から姿を消します。
しかし、高校入学時に思わぬ形で再会することに・・。
親友がいつの間にか男の娘になっていた件
出典:マガポケ公式サイトより
何を言ってるかわからねーと思うが(以下略)
高校入学式の日に、洋平は結衣との関係を進展させる決心しますが、そんな折、彼の前に一人の少女が姿を現します。
「誰だこの人は?」と、やたら馴れ馴れしく話しかけてくる少女に洋平は戸惑います。
そして、自己紹介の場で、彼女が「慧」であることが明らかになります。
なぜここに?なぜ今?というかなぜそんな恰好を・・。
思考が定まらない洋平、そして慧はこう口を開きます。
「僕は一応男ですが、男はもう降りました」
出典:マガポケ公式サイトより
読んでいる途中、なんとなく気づいていたもののやはり慧でした。
というかマジで可愛くなってるな!
進撃の巨人のオジサンの気持ちがちょっとだけ分かった気がします。
とはいえ、なぜ慧が「男を降りる」という決断に至り、女子の恰好をするようになっていったのか。
結衣とのキスを見られたとき、洋平を見つめる表情から「もしや慧は元々洋平が好きだったのでは?」とも考えられます。
が、そこは押見作品である以上、それだけではないような気がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
押見作品全開の漫画であり、先が読めない展開が待っていることに違いありません。
ただでさえ三角関係は落としどころが難しいうえ、更に男の娘が加わるともはやカオスといったところでしょうか。
昨今、LGBTという言葉もあるように、人を好きになるのに性差はあまり意味をなさないのかもしれません。
もし気になりましたらコミックスで読んでみてください。
以上で今回の漫画紹介を終わります。
それでは、また。