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【漫画】ラブコメ&ほんのりホラー「ときめきのいけにえ」が面白い!【感想】

2020年9月5日

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ときめきのいけにえ

こんにちわ、ノブさんです。

 

夏といえばホラーですよね(唐突)

 

漫画にしても映画にしてもテレビ番組にしても、背筋を凍らせるようなホラーは暑い夏にはぴったりです。

というわけで今回紹介したいのはこちら、「ときめきのいけにえ」です。

うぐいす 祥子(著)2020/8/17

基本情報

最初に基本情報です。

作品名 :ときめきのいけにえ
作者  :うぐいす 祥子
ジャンル:ホラー
出版社 :講談社
掲載誌 :少年マガジンR
発表期間:2020年8月17日
巻数  :既3巻(完結)(2022年3月15日現在)

出典:講談社コミックプラス公式HP

作者はホラー漫画界でも著名な「うぐいす 祥子」先生です。

別名「ひよどり 祥子」名義でもホラー漫画を描かれていますね。

(ちなみに「祥子」は「さちこ」と読むようですよ)

では、上記を踏まえて、本作品の魅力について紹介していきたいと思います。

 

注意ポイント

内容の関係上、若干ネタバレを含みますので、ご注意を・・

 

「ときめきのいけにえ」の魅力

地味で目立たず、漫画を描くのが大好きな(いわゆる陰キャ)な少女・神業寺マリが、交通事故で瀕死のところを助けたことがきっかけで、片思いの相手(花水木君)に告白されることから始まります。

本当なら素直に喜びたい・・でも、できない。その訳が彼女の家族にあるから。

恋心と家族の秘密との狭間で揺れるラブコメだけどホラーなストーリーです。

 

ホラーとキュートさが交じり合う絵柄がイイ

ときめきのいけにえ

出典:マガポケより

一般的にホラー漫画といえば、おどろおどろしい絵柄というイメージがありますが、作者はそれとは一線を画します。

まるで少女漫画のような柔らかく繊細なタッチで描かれており、一見すると「本当にホラー漫画?」と思ってしまうほどです。

この絵柄とホラーという内容がギャップを生み、単なる足し算ではなく二乗するような形で面白さを引き出しています。

 

クセものぞろいの家族!

ときめきのいけにえ

出典:マガポケより

ノブ
ハートウォーミングっていうんですかね?

冒頭で家族がある秘密を持っているとお伝えしました。

それは神業寺一族はある目的のために人をさらい、いけにえに捧げることを生業としていることです。

 

一見、部外からみたら大きな屋敷に住む幸せそうな家族のように見えますが、その実、裏ではとんでもない行為が繰り広げられています。

ことあるごとに人を誘拐し、監禁、最後にはいけにえに捧げるために命を奪ってしまいます。

もちろん、誘拐された人も隙を見て脱走を図ろうとしますが、結局は捕まる運命にあります。

 

脱走者を捕まえ、「いざとなったら首を引きちぎってやります!」というセリフで笑いあう家族・・猟奇的素敵ですね(笑)

 

とにかく家族一同クセものぞろいなのです。

ちなみに髭のおじさんが「お父さん」、その下は弟の「サトル」、眼帯のおばさんは家政婦の「安田さん」です。

個人的には安田さんのインパクトが非常に強く印象に残っています。

 

というかもう眼帯していて包丁振り回す時点でまともじゃあありませんよね。

 

この他に、お母さんと長男もいますが、お母さんは人形のように心をなくし、ただ椅子に座っており、

長男は人とは思えぬ狂暴さから地下の座敷牢に幽閉されています。

 

このように家族一同、クセにクセを重ねた人物ばかりです。

 

恋心と家族に揺れる主人公

ときめきのいけにえ

出典:マガポケ

このように、とんでもない一家に生まれたマリは、一族の教えである「目立たないこと」そして「恋をしないこと」に思い悩んでいきます。

本当は好きな人と恋がしたい、一緒にいろんな場所にデートに行き、一緒に美味しいものを食べて、一緒に楽しみたい・・。

 

なのに、自分の生まれた家のせいでそれすら叶わないのは、読んでいて胸が締め付けられてしまいます。

もし普通の家族に生まれていたら、もし普通の生活を送れていたら・・

 

しかし、やはり一族の血は争えないのでしょうか。

交通事故の後、現場へ赴いたマリは血痕を見つけ、おもむろにしゃがみ手を触れます。

ときめきのいけにえ

出典:マガポケ

そしてこの目である。

 

闇落ち闇落ちしちゃったんでしょうか・・?

 

光の消えた虚ろともいえる瞳を携え、一体何を想っているのでしょうか?

淡い恋心か、あるいは抗えぬ一族の血か。

マリはこれからどうなっていくのでしょうか?

 

まとめ

「ときめきのいけにえ」、いかがでしたでしょうか。

とにかく、マリの行く末が気になって仕方ありません。

 

家族から解放され、恋を成就するのか、あるいは一族の血には抗えず、闇に落ちるのか。

いずれにしても彼女の目の前には困難が立ちはだかっているでしょう。

できれば花水木君と幸せになってほしいものです。

 

なお、本作は既に完結済みですが、最終巻の衝撃はたまりません。

うぐいす 祥子(著)2020/8/17

本日は以上です。

それではまた。

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