こんにちわ、ノブさんです。
夏の暑さも本番を迎えた８月の夕方、仕事から帰る途中にふっと入った書店で思わず目を引きました。
「２９歳、独身、恋人いない歴イコール年齢」というかなりのパワーワードに溢れたキャッチコピーに惹かれ、勢いで購入。
切ない独身女子のご飯へかける想いをリアルに描いた漫画「ご飯は私を裏切らない」をご紹介します。
目次
基本情報
最初に基本情報です。
作品名 ：ご飯は私を裏切らない
作者 ：heisoku
ジャンル：労働グルメ
出版社 ：KADOKAWA
掲載誌 ：角川コミックス・エース
発表期間：2020年8月4日
巻数 ：１巻（2020年8月4日現在）
出典：ヤングエースUP公式サイト
上記のような感じです。
現在のところ一巻完結のようですね。
「ご飯は私を裏切らない」の魅力について
本漫画の主人公は、２９歳で、独身で、彼氏いない歴＝年齢という三拍子（？）揃った女性です。
日々の短期アルバイトを転々とし、社会の荒波に揉まれながらも、唯一の楽しみであるご飯を糧に生きがいを見出していくストーリーです。
まるで自分を見ているかのよう
厳しい現実から逃避するかのように、今日もご飯に情熱燃やします・・。
リアルなアルバイトの実情
出典：ヤングエースUP公式サイト
主人公は短期アルバイトを転々とする生活を送っています。
どうやら毎度毎度失敗を犯してしまいクビになっているようです。
チラシ配り、検品軽作業、その他諸々のバイトに勤しんでいますが、非常にリアルです。
僕も学生時代、同様なバイトを経験してきましたが、あるある過ぎて見入ってしまいました。
「清掃のバイト、クビになる人いるの？」なんて言われた日には心はゴリッと削られてしまいそう(笑)
メンタル弱者の僕はおそらく間違いなく卒倒するかもしれません。
日々の食事に対する哲学
出典：ヤングエースUP公式サイト
皆さんは食事をするとき、何を考えていますか？
僕は何も考えてきませんでした。ただ目の前の料理を食べる。ただそれだけです。
確かに生きがいではありますが、食欲を満たす以外にありません。
しかし、本主人公は違います。
彼女は自分の世界に浸り、食に対する哲学的思考を独白していきます。
一食を摂る間にひとつの小説が書けそうなほど、食に対して思い巡らせます。
それは各コマにぎっしりとした文量となり、ページを埋め尽くしていくのです。
イクラひとつ食べるのに、その存在を考えるって滅多にしないですよね。
そんな独白がこの漫画の魅力なのです。
メンヘラチックな主人公がカワイイ
出典：ヤングエースUP公式サイト
どちらかというと完全に個人的な嗜好で恐縮ですが、主人公の気だるげな表情が非常にイイんです。
ボサボサの黒髪に加えて、目の下に隈をこしらえた彼女の表情はなんというかその。。とにかく守ってあげたくなってしまいます。
日々の生活で疲れても、ご飯を食べて現実逃避しつつ明日も生きよう・・そのようなモノクロのような雰囲気はグっとくるものがあります。
メンヘラ、ヤンデレに通じるものがありますので、このあたりのジャンルがお好みの諸兄らにはお勧めです。
まとめ
「ご飯は私を裏切らない」、いかがでしたでしょうか。
不器用ながらも日々生きていく主人公の姿を応援せずにはいられません。
後ろ向きだけど、ちょっとずつ前に進みたい。そんな方の一つの心の支えになるのではと思います。
現在のところ、１巻完結のようですが、ぜひとも続編を読みたいものです。
以上、漫画紹介でした。
それでは。
