皆さんは就寝中、大学時代の夢を見たことありますか?
僕は大学卒業してから既に10年以上経ちますが、大学時代の夢は今でも定期的に見ます。
そしてそれは大抵、卒業に関わるものが殆どです。
忘れたころにやってくる過去からの亡霊といっても過言ではありません。
目次
暗黒だった大学生活
ちなみに、僕は大学を留年しています。
しかも私大で2留半という、普通だったら親から勘当されてもおかしくないくらいのダメ学生でした。
どれだけダメ学生だったかというと、成績表に「不可」が埋め尽くされるほど。
途中から、GPA制度が導入されてからはC以上を取ったことは数えるくらいしかありませんでした。
(Sってなにそれ美味しいの状態)
なんてナメた思考をしていました。
ちなみに1年、2年のときほとんど大学は行っていませんでした。
理由はまた別の機会で記事にしたいと思いますが、まあ、一言でいえば「大学デビューを失敗」でしょうか。
一度つまづいたら、そこから奈落の底へ落ちていくのにそれほど時間はかかりませんでした。
落とした単位を取り戻すのが辛過ぎた
僕の大学はセメスター制度を採用しており、一年を前期(4月~9月)と後期(10月~3月)に分けておりました。
なお、1セメスターの最大履修単位数は24単位です(大体どこも似たようなものだと思います)
卒業に必要なのは124単位なので、単純計算でコンスタントに単位を取得している学生は、3年の後期からはほとんどやることなくなります。
大体そういった人は就活の準備を始めたり、羽を広げて海外旅行などに行く人が多かったです。
僕の場合は3年次以降は1年、2年で落とした単位を取り返すため四苦八苦していたことを覚えています。
特に、卒業するためには避けて通れない必修がどうしても辛く、3回受けてようやく取得したものもありました。
下級生に交じり、20もゆうに超えた自分がポツンと一緒に講義を受けているのに吐き気すら覚えました。
「あっ4年生なんですか!?失礼しました・・」と気を遣われるのも、
「学年関係ねーっすよね~。タメ語でいいっしょ」とナメられるのも中々心に来るものがありますよね。
グループ分けで実施する科目なんかだとストレスから胃に穴が開いて吐血しそうになりましたね。
しょうもないプライドだったのかもしれませんが・・。
社会人となってからは、年の差はまったく気にしなくなりましたが、当時は一年違えばかなり意識してしまっていたようです。
見る夢は大抵留年決定するものばかり
前置きが長くなりましたが、こうした大学生活を送ってきたせいか、卒業したあとでも夢を見ることが多いわけです。
そしてそれは大体下記の3パターンを繰り返し見ている感じです。
卒論の提出が間に合わなかったので留年
卒業のための必修の履修登録を忘れていて留年
卒業できると思っていたがわずかに単位が不足していて留年
留年を宣告されるときは、教授からだったり張り紙だったりと様々ですが、
「留年決定」とい鉄槌が振り下ろされた瞬間に絶望が頭を覆いつくし、その瞬間目が覚めます。
そのとき、決まって夢と現実の境界が曖昧となっていることが多く、
「本当はまだ自分は現役の大学生で、社会人としての夢を見ていただけではないか?」と感じてしまいます。
「ヤバイ、今日の講義何だっけ、出なきゃ単位落として留年してしまう」と、通学用鞄を探すこともありました。(大分病んでますね)
落ち着くため、しばらく深呼吸ししていると、徐々に自分を取り戻して現実に戻ってきます。
そして、こういった夢を見た日はあまり気分が乗らず仕事も中々身が入りません。
10年経った今でも夢に出るということは、自分でも意識していない部分で深く心にトラウマとして傷があるからなのかな、と思います。
今が充実していても関係なく見てしまう
どうやらこういった夢を見る人はそれなりいるようで、大体は僕と同じく、大学生活を失敗したことのある人が多いみたいです。
社会人となって、それなりな地位や給料を得、プライベートも満喫し、正に現在進行形で充実していてもあまり関係ないかもしれません。
仕事での失敗はこれまで数多くしてきましたが、それとは比較にならないほど自分の心に暗く影を落としているようです。
おそらく、この先もずっと大学生活の夢に見ることはあると思います。
とはいえ、そこまで日常生活自体に支障はないので、うまく付き合っていかなければいけないものでしょう。
現在大学生の皆さんは、僕と同じ轍を踏むことが無いよう、単位は取れるときにしっかり取っておきましょうね!
それでは。