大学生「大学を留年してしまった、なんて自分はダメなんだろう・・。就活が不利になるというけれど、もし来年どこも採用してくれなかったらどうしよう。これからどうやって生きていけばいいのだろう?」
こんにちわ、ノブです。
今回は冒頭にあるように、留年した場合の就活に関する悩みにお答えします。
目次
留年が就活に影響することは、ほぼないです
留年した事実はあくまで参考程度と考えても問題ありません。
採用側からしたら「この人と一緒に働きたいと思えるか?」の方が重要と言えるでしょう。
事実、私も一時期人事部を担当していたこともあり、部として上記の方針で採用を行っていました。
まず、留年した影響があるかどうかを0か1かで考えないようにしましょう。
留年したから×、しなかったから〇と考えてはいけません。
結局のところ、自分の意識・行動次第によるところが大きいためです。
ストレートでもうまく行かない人もいる反面、たとえ留年しても就職できている人はたくさんいます。
留年した人が就活でうまく行ったのは自らの意識・行動を変えたことによるところが大きいのです。
「この人と一緒に働きたい」、そう思わせる人間に成長することが大事です。
自分自身にレッテルを張らないこと
留年が決まったとき、目の前が真っ暗で出口の見えないトンネルに入ったように思えませんか?
「今夜、親に何て伝えよう・・怒られるだろうな・・」
「明日から、卒業が決まった友人とどんな顔を合わせればいいんだろう」
「これからどうなってしまうんだろう・・」
と絶望のどん底にたたき落された気分でしょう。
しかし、留年=人生の落伍者では決してありません。
もちろん、留年した事実は変えられようがありません。
しかし、一番してはいけないのは、自分自身でレッテルを張ってしまうことです。
「留年したから自分はダメ人間だ。もう人生も終わりだ・・」と思っていませんか?
周りはちゃんと留年せず卒業して就職しているのに、自分はなんてダメなのか、と思っていませんか?
自分で自分自身の心に鎖を巻き付けてしまってはいないでしょうか。
留年したからこそ得られる経験は、心強い武器になる
留年にはマイナスな部分は確かにあります。
一般的に良い印象は持たれないのは確かです。
しかし大事なのは留年により何を学び、どう活かしていけるのか、ではないでしょうか。
ストレートに卒業した人よりも武器にできることが増える
留年は人生にとって大きな挫折の一つともいえます。
卒業が先延ばしになることは、学費や家賃といった金銭的ダメージや、周囲から取り残された精神的ダメージは計り知れません。
しかし、逆に考えればあと一年、「何かをチャレンジする機会が与えられた」と考えることもできるのではないでしょうか。
自分自身の強みになるものにチャレンジしていくことで自身を成長させられるはずです。
留年という大きな挫折をしたあと、そこから何を学び、何をチャレンジし、何を身に着けたのか。
これらはストレートに卒業した人では培えない経験であると考えます。
挫折から学んだことを武器に戦ってみませんか。
留年して得られるものは企業が求める人材にも繋がる
下記は、ある上場企業で10年間人事を担当している方が仰っていた「新卒就活生に身に着けてほしい4つの能力」の抜粋です。
~ベテラン人事が語る、新卒就活生に身に着けてほしい4つの能力~(一部抜粋)
1.「違いを受け入れる力」
2.「ストレス耐性」
3.「自分で学んでいく力」
4.「自分で問題を解決しようとする意志」
出典:エンカレッジ 就活コラム
1の「違いを受け入れる力」の場合についてです。
留年した場合、落とした単位を取るには大抵、別学年と一緒に講義を受けることになります。
それこそ一つどころか二つ、三つ下の学生と同じ講義を受けることもあるでしょう。
わずか1年異なるだけでもジェネレーションギャップはあるもので、こうした違いを受け入れることは一つの能力となります。
また、留年後は、ほぼ独力で卒業できるまで戦い抜かなければなりません。
しかし、だからこそ2の「ストレス耐性」は言わずもがな、3及び4の「自分で学び、問題を解決しようとする意志」が育まれていくのではないでしょうか。
孤独に戦い抜くからこそ、得られる力もあるということを覚えておいてください。
まとめ
留年が決まってしまったあなたは今、暗いトンネルの入り口に立たされているでしょう。
しかし、そのトンネルの長さを決めるのはあなた自身に他なりません。
就活戦線を生き抜く術はどんな学生にも平等にあるものです。
与えられた「あと一年」を自分の成長に活かしてみてはどうでしょうか。
それではまた。