こんにちわ。
今回は、2022年に続編が発売される予定の「ホライゾンゼロドーン」のレビューをお届けします。
文明崩壊後の地球を舞台にした圧倒的スケールで描かれるオープンワールドゲームです。
数多くの機械の獣が跋扈する世界で、主人公アーロイが自らの出生や世界の秘密を解き明かすために冒険に旅立ちます。
気づいたら100時間オーバープレイ余裕ですレベルなので、その点は注意してください。
このゲームはこんな方におすすめ
- モンスターハンターみたいな狩猟ゲームが好き!
- 時間は掃いて捨てるほどある!
- キャラのルックス?そんなの関係ねえ!
- ゾイドとかメカメカしてるものが胸熱
目次
ホライゾンゼロドーンのここがオススメ!
ストーリーが重厚かつ練り込まれている
本作はゲームシステムはもとより、ストーリーにも非常に力を入れています。
よくあるオープンワールドゲームに有りがちな、「ストーリーが大雑把」ということはありません。
かつての文明を失い、どこからともなく現れた機械が闊歩する世界が舞台です。
そこでは人々はかつての高度文明とは打って変わって原始的な生活を送っています。
主人公のアーロイは、古代の遺跡から見つけた「フォーカス」を手にしたことから物語は始まります。
自分は一体何者なのか?ゼロドーンとは何なのか?機械たちは一体どこからやってきたのか?
物語を進めていくにつれ、明らかになっていく自身の出生と世界の謎。
ぜひとも最後までクリアしていただき、アーロイの行く末を見届けてください。
機械たちのデザインが秀逸
本作は愛らしい(?)機械たちが影の主役といっても過言ではありません。
基本的には実在する動物がベースとなっています。
大きなキリンさんや恐竜(?)さんが居れば・・
でっかいトラさんも居たり。
ちなみにこの「ウォッチャー」という名のトカゲさんは、マリオでいうクリボー的存在です。
頑張ってキックを仕掛けてくる姿がキュートで、なんとフィギュアが出るくらい人気が高い機械です。
なお、細かいディティールまでしっかり作り込まれているのも必見です。
機械たちの身体の細部パーツ(エンジンやギア)もしっかり発光や回転しています。
ローカライズはトップクラスの出来
字幕と音声が完全日本語対応
本作のローカライズはトップクラスの出来になっています。
字幕に加え、音声も完全に日本語に対応しており、すべて吹き替えされています。
洋ゲーのローカライズあるあるの、不自然な日本語もないため、すんなりゲームにのめり込めます。
超絶誤訳で有名な某FPSのように「無法地帯」が「荒野のウェスタン」などと訳されるようなこともありません。
吹き替えは実力派声優を起用
吹き替えを担当した声優陣は実力派揃いです。
主人公のアーロイには高垣彩陽氏(ソードアートオンライン:リズベット役)はじめ、義父のロストは立木文彦氏(新世紀エヴァンゲリオン:碇ゲンドウ役)、キーマンであるサイレンスは堀内賢雄氏(メタルギアソリッド:雷電役)などが器用されています。
ちなみに主人公のアーロイですが、セリフがとんでもなく多いです。
本一冊書けるんじゃないかってくらい喋って喋って喋りまくります。
アーロイ役の高垣彩陽氏も、「一時期はほぼ毎日スタジオに通っていた」とのことで、とてつもないセリフ量だったことがわかります。
同じオープンワールドゲームである「ウィッチャー3」の主人公・ゲラルトも相当なセリフ量ですが、それに勝るとも劣りません。
フォトモードが搭載されている
最近のオープンワールドゲームはグラフィック向上も相まって非常に美しい世界が広がっています。
せっかくだからお好みの一枚を撮影したいですよね。
ということで本作にももれなく「フォトモード」が搭載されています。
お気に入りの一枚を撮ってみてはどうでしょうか。
白熱するバトルが最高
オープンワールドゲームの戦闘って結構イマイチなことって多くありませんか?
単調で地味でもっさりとしていたりすることが多い傾向にあるように感じます。
一方、本作では戦闘も力が入っています。
遠距離では長弓、中距離ではスリング、近距離は槍に使い分けて戦えます。
そのほか、敵に気づかれずに近づき一撃で倒すステルスキルもあり、正面から攻めても背後から攻めてもOKです。
ただしその分、敵の攻撃も苛烈です。
画面いっぱいに広がるビームや雨のように飛んでくる爆弾もあり、まるで弾幕ゲームと勘違いしそうになります。
そのような苛烈な攻撃を緊急回避を用いて紙一重でかわして倒すと脳汁ドバドバ出ること間違いありません。
また、敵を倒すごとに得られる経験値と引き換えにスキルを解放すれば、新たな戦略の道も見えてきます。
戦闘に関してはぜひ動画をご覧頂きたいと思います。
ホライゾンゼロドーンのここがイマイチ!
主人公・アーロイのビジュアルは賛否両論
主人公のアーロイのビジュアルは、和ゲーに慣れた方からしたら「え・・」と思ってしまうかもしれません。
ブ○とは言いませんが、クセが強めなビジュアルをしています。
特に序盤の幼女時代は男の子なのか女の子なのか判別がつかないシーンも多々あります。
・・うーん?(´・ω・`)
ちなみにですが、コンセプトデザインやモデルとなった人と比べてもその差は明らかです。
右がモデルのHannah Hoekstra(ハンナ・フックストラ)さん
美男美女が闊歩する和ゲーとは異なり、洋ゲーはある意味平等です。
いわゆる「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)」ということでしょう。
「ポリティカル・コレクトネス」
社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された言語、政策、対策を表す言葉であり、人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない中立的な表現や用語を用いることを指す。政治的妥当性とも言われる。
引用:Wikipedia
ざっくりといえば容姿が優れていない人に対する配慮、ということでしょうか。
あまり和ゲーでは聞かれない言葉ですが、洋ゲーでは一般的な見られる配慮のようです。
とはいえ、主人公くらいはもう少し美人にさせても良かったんじゃないかなあ?と思う次第・・。
でも大丈夫、3日もすれば愛着が湧きます。
人間の敵のAIがお粗末
機械以外にも人間の敵と戦うシーンも多々ありますが、敵のAIが若干お粗末です。
なにしろ、アーロイが目の前にいても棒立ちで何もしてこない(または明後日の方向へ攻撃)ことがしばしばあります。
機械のAIはさすが機械だけあってなかなか鋭い攻撃をしてくる一方、人間がいまいちというのも皮肉なものです。
そのため、機械との戦いよりも若干楽しみが薄れるのは残念なところでしょうか。
難易度の違いは基本ダメージ量のみ
本作の難易度はイージー、ノーマル、ハード、ベリーハードの4種類から自由に選べ、ゲーム中にも変更できます。
難易度の違いは基本的にダメージ量だけで、入手できる経験値が増えたり、アイテムのグレードが上がったりすることはありません。
できれば入手経験値やアイテムも高難易度ではプラスαがあればなお良かったかなあ。
ちなみに「基本」といったのはアップデートで「ウルトラハード」が追加されたからです。
ウルトラハードは敵の体力・攻撃力の大幅増加、装備&資源の物価上昇、敵の体力ゲージが見えない、敵の攻撃頻度、索敵範囲増加などなど・・
ほぼ別ゲームといっても過言ではないレベルの難易度に仕上がっているので、自信のない人にはオススメできません笑
近距離武器は槍しかない
残念ながら近距離武器は槍だけです。
RPGで一般的な剣やナイフ、斧、ハンマーといった武器は残念ながら用意されていません。
スキル解放で攻撃力アップがありますが、特段それ以外にはバリエーションはありません。
一方、遠距離~中距離は弓、スリング、キャスター(罠)があり、なおかつ炎や氷、雷や爆発といった属性攻撃が可能です。
近距離戦も熱いので、できれば武器やモーションも増やしてほしかったですね。
このあたりは次回作に期待というところでしょうか。
2022年2月18日、ついに続編が登場!
タイトルは「ホライゾン・フォビドゥン・ウェスト(Horizon Forbidden West)」
2022年2月に続編が発売されました!
主人公は引き続きアーロイです。
前作ホライゾンゼロドーンから半年が経った世界が舞台です。
正体不明の腐食なるものの脅威を調査するため、アメリカ西部へ向かいます。
新たな部族や、さらに恐ろしい機械獣たちと出会う冒険の旅ということです。
プラットフォームはPS5、PS4
プラットフォームはPS5、PS4のみ現在発売されています。
残念ながら他のプラットフォームは現在のところ発売未定です。
おそらく、売上次第ではSteamやXboxなどでも発売される可能性もありますので、じっくり待ちましょう!
PS5版はこちらからどうぞ! ↓
PS4版はこちらから! ↓
まとめ
本作はゲームシステム、ストーリーともに近年のオープンワールドゲームの中でも1,2位を争うのではないでしょうか?
ローカライズも水準以上で、ソニーの本気度が伺いしることができます。
また、様々な機械の獣たちが登場するゲーム自体珍しく、彼らの細部まで表現された美しいビジュアルだけでも見る価値はあります。
ただし、オープンワールドらしくサブイベントも盛りだくさんですので、時間に余裕があるときのプレイをオススメします笑
あなたもぜひアーロイとともに冒険の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。