こんにちわ。
社会人として働きだしたら学生時代とは比べ物にならない濃密な経験をします。
日々の生活のなかで、酸いも甘いも味わっていることでしょう。
そうした濃密な経験は、時に自らの心に深く傷を負わせてしまうこともあります。
今回は、仕事に恋に人生に疲れた社会人にお勧めする洋楽ロックバンドのバラード12選を紹介します。
年代がもろに出る独断と偏見のチョイスですが、年齢を問わず是非聴いてほしい楽曲だらけです。
目次
お勧めの洋楽ロックバラード12選(年代順)
年代順に、お勧めの洋楽ロックバラードを紹介していきます。
なお、今回は男性ボーカルをメインとして取り上げましたので、先に断っておきます。
「18 And Life」-Skid Row(1989)
まずはこちら。
アメリカのヘヴィメタルバンド「Skid Row(スキッド・ロウ)」が1997年に発表した「18 And Life」です。
サムネイルからも分かるように、超絶イケメンのボーカル、セバスチャン・バックを筆頭に数百万枚のCDセールスを売り上げたバンドです。
この「18 And Life」は、銃を手に入れたことで人生を転落してしまう少年を歌った楽曲です。
悲哀のギターをバックに、セバスチャンの魂のシャウトが心を振るわせます。
特に2分30秒過ぎのシャウトは本当に圧巻です。
聴きどころはやはり、繰り返されるフレーズの部分でしょうか。
18 and life You got it
18 and life you know
Your crime is time and it's
18 and life to go18歳で人生を悟り
18歳で人生を知る
お前の罪は時代のせいだとしても
これからも人生は続いていくSkid Row - 18 And Life
18歳で人生を悟って、罪を背負ったまま生きていく。
皆さんも18歳の頃に、忘れられない経験をしたのではないでしょうか。
この曲はそんな青春時代を思い出させてくれるような気がします。
「To Be With You」-Mr.Big(1991)
続いてはこちら。
アメリカのハードロックバンド「Mr.Big(ミスター・ビッグ)」が1,991年に発表した「To Be With You」です。
B'zの「ギリギリChop」でサポートを努めたビリー・シーンを中心に、ソロシンガーだったエリック・マーティン、レーサーXで活躍していたポール・ギルバート、インペリテリなどでドラムを努めていたパット・トーペイとともに結成した技巧派バンドです。
この曲は、ビルボードチャートで1位を叩き出し、メガヒットになった名曲でもあります。
歌詞の中ではこのフレーズが印象的でしょうか。
I’m the one who wants to be with you
Deep inside I hope you’ll feel it too
Waited on a line of greens and blues
Just to be the next to be with you君と一緒にいたいと望んでいるのは俺なんだ
心から君もそう感じてほしい
嫉妬や悲しみを感じながら待ってたんだ
ただ君の隣に居たいんだMr. Big - To Be With You
「君と一緒いたいと望んでいるのは自分だ」
好きな人がいるとき、こう思ってしまいますよね。
「ただ、君の隣に居たいんだ」
多くはいらないから、好きな人のそばに居たい、という気持ちを素直に歌にしていてとても素敵です。
「Always」-Bon Jovi(1994)
続いてはこちら。
アメリカのハードロックバンド「Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)」が1994年に発表した「Always」です。
Skid Rowのセバスチャン同様、超絶イケメンのジョン・ボン・ジョヴィ率いるバンドです。
ちなみに彼は俳優としても活躍しており、第二次世界大戦時の潜水艦を舞台にした「U-571」にも出演しています。
この曲は永遠の愛を歌う、まさにバラード中のバラードと言っても過言ではないでしょう。
Bon Joviはバラードはこの他にも数多く発表していますが、個人的には最も優れたバラードだと思います。
もう歌詞が泣けるのなんのって・・。
And I will love you, baby - Always
And I'll be there forever and a day - Always
I'll be there till the stars don't shine
'Till the heavens burst and
The words don't rhyme
And I know when I die, you'll be on my mind
And I'll love you - Always愛してる いつだって
ずっと側にいるよ いつだって
星が輝かなくなるまで側にいる
天が裂けるまで
言葉が韻を踏まなくなるまで
最期の時も君を想ってる
愛してる いつだって「Always」-Bon Jovi
これほど人を愛せるってほんと素晴らしいですよね。
まあ僕はまだそんな人はいませんけど。
「Hole in my soul」-Aerosmith(1997)
続いてはこちら。
アメリカのハードロックバンド「Aerosmith(エアロスミス)」が1997年に発表した「Hole in my soul」です。
Aerosmithはもはや「デカァァァいッッ説明不要!!」ともいえるくらいのビッグネームなので割愛します(笑)
ちなみにボーカルのスティーヴン・タイラーですが、御年70歳を超えた今でもスーパーシャウトしまくりの怪物です。
というか、若いときよりも今の方が歌声の調子が良いのでは?と思えるくらの神レベル喉の持ち主です。
この曲はアルバム「Nine Lives」に収録されているバラードです。
語りかけるようなイントロから始まり、サビで感情を爆発させる流れが最高です。
There's a hole in my soul
That's been killing me forever
It's a place where a garden never grows俺の心にぽっかりと穴が空いたんだ
そいつが俺を永遠に苦しめ続けるのさ
そこは草木も生えない庭園なんだ「Hole in my soul」-Aerosmith
「Iris」-Goo Goo Dolls(1998)
続いてはこちら。
アメリカのロックバンド「Goo Goo Dolls(グー・グー・ドールズ)」が1998年に発表した「Iris」です。
女性歌手の「アヴリル・ラヴィーン」が、自身で最も影響を受けたとされるアーティストの一つです。
ちなみにですが、僕がGoo Goo Dollsを知ったのは漫画「ジョジョの奇妙な冒険」がきっかけです。
登場キャラの名前に使われており、調べたところどんどんハマっていきました。
彼らは、インディーズ時代から既に人気があり「アメリカで最も有名な無名バンド」と評されたこともあるようです(可哀そう)
この曲はニコラス・ケイジとメグ・ライアンが出演の映画「シティ・オブ・エンジェル」の主題歌に起用され大ヒットしました。
映画の内容と歌詞がぴったりマッチングしており、泣けてくる曲です。
And I don't want the world to see me
Cuz I don't think that they'd understand
When everything's made to be broken
I just want you to know who I amこの世界には僕を見て欲しいとは思わない
きっと理解されないだろうから
なにもかもが いずれは消えゆくけれど
ただ君には僕を知ってほしいだけなんだ「Iris」-Goo Goo Dolls
「I Just Want You」-OZZY OZBOURNE(2003)
知る人ぞ知るメタルの帝王「OZZY OZBOURNE(オジー・オズボーン)」が2003年に発表した「I Just Want You」です。
イングランド出身のヘヴィメタルアーティストであり、「ブラックサバス」でボーカリストを努め、世界的な知名度を誇っています。
相当ぶっ飛んだエピソードの持ち主であり、生きた鳩やコウモリを食いちぎるのは朝飯前、世界遺産で小便をして10年間出禁になった等々やらかしています。
ちなみに、オズボーンの家族はなかなかキワモノ揃いであり、オズボーン一家の生活をドキュメンタリーにした「オズボーンズ」も世界的に人気の番組となっています。
この曲は泣きのバラードであり、タイトルである「I Just Want You」(ただお前が欲しい)を繰り返す歌詞が最高です。
好きな人を目の前にして何を伝えたいですか?
シンプルに「ただ、お前が欲しい」ではないでしょうか。
それ以外の言葉は不要なのです。
「Someday」-Nickelback(2003)
サムネが一瞬ニコラス・ケイジに見えるのは僕だけか??
カナダのハードロックバンド「Nickelback(ニッケルバック)」が2003年に発表した「Someday」です。
全世界で5,000万枚以上のセールスを記録しているカナダのバンドで、ボーカル&ギターのチャド・クルーガーをはじめとする4人組です。
正当派ハードロックとも呼べる楽曲だらけで、とりあえずどれを聴いても外れは無いでしょう。
ちなみにライヴのクオリティが恐ろしく高いのが特徴で、「CD音源か??」と勘違いするくらいの出来です。
一方で、ライヴの醍醐味であるアドリブが少ない?とも言われているようですが・・。
とはいえ、安心してライヴに行ける数少ないバンドです(笑)
この曲ですが、是非プロモーションビデオもじっくり鑑賞することをお勧めします。
ここまで物語性に溢れたビデオはそうそう無いのではないでしょうか。
Nickelbackは歌詞とリンクしたビデオを作ることが多いですが、この曲はまさに最たる例です。
「Reason」-Hoobastank(2003)
続いてはこちら。
アメリカのハードロックバンド「Hoobastank(フーバスタンク)」が2003年に発表した「Reason」です。
2002年のデビューアルバム「Hoobastank」が全米最高25位を達成し、プラチナディスクを獲得しました。
Nickeback同様、正当派のハードロックを聴かせてくれるバンドです。
ボーカル&ギターのダグラス・ロブですが、父がアメリカ人、母が日本人のハーフであり、兵庫県の小学校に1年間通っていたそうです。
この曲も、是非プロモーションビデオもじっくり鑑賞することをお勧めします。
開始早々に衝撃的なシーンがあり、そこから曲が展開されていきます。
歌詞もタイトルの「reason(理由)」をキーとして展開されるものとなっています。
自分を変えるため、やり直すための理由、それが君である。
良い歌詞ですね。
I've found a reason for me
To change who I used to be
A reason to start over new
and the reason is you僕は理由を見つけた
今までの自分を変えるため
最初からやり直す理由
その理由が君なんだと「Reason」-Hoobastank
「Ohne Dich」-Rammstein(2004)
続いてはこちら。
個人的に大好きなバンドなので若干の長文お許しください。
ドイツのロックバンド「Rammstein(ラムシュタイン)」が2004年に発表した「Ohne Dich(オーネ・ディッヒ)」です。
Rammsteinは、平均身長が190㎝はあろうかというガチムチ6人組のバンドです。
最高身長はベースギターのオリバー・リーデルで、なんと203㎝もあります!
最も小さいメンバーはギターのパウル・ランダースですが、それでも178㎝ありますので、いかに高身長バンドか分かりますね(笑)
ドイツ人はオランダ人に次いで平均身長が高い国でもありますが、それでも2m超えはそうそういませんね。
ボーカルのティル・リンドマンによる低音のドイツ語の歌は、英語や日本語にはない独特の重厚感があります。
また、ライヴの特徴として火炎放射器や大量の火薬を使用したド派手な炎のパフォーマンスが見どころです。
炎の演出をまとめた動画もありましたので、是非狂気のパフォーマンスをご覧ください。
ただし、日本では消防法で引っかかるため大人しめな演出になってしまうそうです(そりゃそうか)
そのほか、同性愛や性的虐待をテーマとした楽曲もあり、なかなかに物議を醸すバンドでもあります。
この曲のタイトル「Ohne Dich(オーネ・ディッヒ)」は「お前無しでは」という意味になります。
「君なしには俺はいられない」とする一方で、「君と一緒でも俺は寂しい」という二律背反は歌詞が素敵ですね。
Ohne dich kann ich nicht sein
Ohne dich
Mit dir bin ich auch allein
Ohne dich君なしに俺はいられない
君なしには
君と一緒でも俺は寂しいが
君なしには「Ohne Dich」-Rammstein
「Broken」-Seether ft. Amy Lee(2004)
続いてはこちら。
南アフリカ共和国出身のロックバンド「Seether(シーザー)」が2004年に発表した「Broken」です。
本バンドは2002年に発表したアルバム「Disclamier」のヒットにより、ゴールドアルバムを獲得したり、Ozzfestn出演により注目を浴びました。
ボーカルのショーン・モーガンのしゃがれた歌声がクセになります。
本作はアメリカのロックバンド「Evanescence」のボーカルであるエイミー・リーをフィーチャーした曲です。
「君はもう心から僕を追い出してしまった」という歌詞が切なすぎて泣けます。
'Cause I'm broken when I'm lonesome
And I don't feel right when you're gone awayYou've gone away
You don't feel me anymoreなぜなら君がいなくて寂しい時、僕は不安定なんだ
君が去って行ってしまったとき、これは間違いなんだと思ったんだ君は行ってしまった
君はもう心から僕を追い出してしまった「Broken」-Seether ft. Amy Lee
「The Last Night」-Skillet(2006)
続いてはこちら。
アメリカのロックバンド「Skillet(スキレット)」が2006年に発表した「The Last Night」です。
弦楽器やピアノを多用し、重厚かつ煌びやかなサウンドが特徴的です。
なんとこのバンド、男女2人ずつの4人組バンドです。なんて羨ましい
ボーカルのジョン・クーパーとギターのコーリー・クーパーは夫婦です。
大体、男女が入り混じったバンドは恋愛関連で揉めて解散することが多いですが、うまくいってるようですね!
ちなみに僕が大学時代に入っていた軽音サークルでは男女混合バンドは全て解散してました(笑)
原因はやはり恋愛感情のもつれだそうです。ざまあw
この曲はボーカルのジョン・クーパー曰く「反自殺をテーマにしている」とのこと。
子供のころから敗者だと言われ、人生を嫌う少女について歌にしたと語っています。
This is the last night
You'll spend alone
Look me in the eyes
So I know you know
I'm everywhere
You want me to be今夜で最後にしよう
君が独りで過ごす夜は
僕の目を見て
分かっているだろう?
僕はどこにでも行くさ
君が望むところなら、どこにでも「The Last Night」-Skillet
人は追いつめられると「自殺」といった極端な思考に陥りがちです。
特に一人暮らしや独身では、簡単に誰かに頼ることもできません。
そんなときは、この曲が少しでも救いになれば嬉しいです。
「Snuff」-Slipknot(2008)
いよいよ最後の曲です。
アメリカのヘヴィロックバンド「Slipknot(スリップノット)」が2008年に発表した「Snuff」です。
Slipknotは9人組のバンドであり、デビュー当時から全員マスクを被り素顔を明かさないことで有名でした。
あらゆるジャンルを統合したヘヴィロックを展開し、独特の世界観を持ったバンドで人気を博しています。
9人がそれぞれ様々な楽器を担当しており、ターンテーブルやサンプラー、果てはドラム缶(?)を叩くといったパフォーマンスで楽しませてくれます。
ボーカルのコリィ・テイラーはデスヴォイスはもちろん、ラップやスクリーミングをこなす人物で、別バンド「Stone sour(ストーンサワー)」では、素顔で歌を歌っています。
この曲ですが、ヘヴィかつダークなサウンドがメインの同バンドにおいては珍しい曲調です。
Slipknot唯一のバラード曲と言えるのではないでしょうか。
あまりにそれまでの彼らの曲調からかけ離れていたこともあり、受け入れられない人もいたようです。
Slipknotではなくコリィの別バンドであるStone sourの曲ではないか?とも言われていました。
さて、歌詞ですが振られてしまった男が恨みや呪いがこもったダークなものとなっています。
「お前を思う気持ちならとっくの昔になくしたけど」というものの、未練はまだありそうな感じですね。
そのほか、「天使みたいな顔をしていてみんなを噓で操る」なんて歌詞も素敵です。
I never claimed to be a saint
Ooh, my love was banished long ago
It took the death of hope to let you go自分が立派な人間なんてちっとも思ってないからな
お前を思う気持ちならとっくの昔になくしてたけど
それでも別れてしまったことで望みもすっかり消えたんだ「Snuff」-Slipknot
まとめ
いかがでしたでしょうか。
社会人ともなると、仕事に恋に人生に悩むことも数多くあります。
そんな時、すさんでしまった心を癒してくれるのは、同じ気持ちを代弁してくれるような楽曲たちでしょう。
洋楽は日本語ではないため、とっつきにくい分野かもしれません。
それでも、音楽というのは海を越えて伝わるものですし、曲だけでも十分伝わるものがあると思います。
今回、紹介した楽曲が少しでもあなたの心の癒しになれば嬉しいです。
それでは。