こんにちわ。
今回は「UCOM光レジデンス」についてお伝えしていきたいと思います。
現在入居しているマンションを借りるとき、賃貸借の条件にある「ネット無料」の謳い文句に惹かれました。
既に回線が準備されているため、「繋げば即ネット使えますよ~」と不動産屋の担当から囁かれ、あれよあれよと契約してしまいました。
それが後悔の始まりになるとも知れず・・。
目次
そもそも「UCOM光レジデンス」とは
「UCOM光レジデンス」とは、株式会社つなぐネットコミュニケーションズが提供しているサービスです。
マンション「全戸一括型」でのサービスとなり、居住者の部屋からインターネットまですべてワンストップで接続できます。
一方で、マンションごとに全戸一括で契約が交わされているので、当該マンション居住者に契約プランを選べる余地はありません。
インターネット「は」無料だけど・・
公式サイトによると、下記のとおり紹介されております。
「管理費の一部にした場合"インターネット無料"マンションとしてPRすることもできます」
-UCOM光レジデンス 株式会社つなぐネットコミュニケーションズ
だそうです。
お分かりでしょうか?
結局のところ、毎月支払われる管理費にネット料金が含まれているだけで、実際は無料でも何でもないようです。
あくまでインターネット料金としては無料に見えているだけで、しっかり引き落とされるようになっています。
まあそりゃそうでしょうね。この世界で無料で受けられるサービスなんて稀有ですからね。
口コミを見る限りでもやはり回線状況の不満が挙がっているようですね。
UCOM光レジデンス利用者の口コミ
UCOM光の回線は遅いし切れるしでまともにゲーム出来ないので本当にオススメできない
-うぉんど(@woundandon)2020年9月19日
UCOM光レジデンスの対応が酷すぎて脱力…ただでさえ遅いネット環境で困ってるのに。これ以上嫌な思いをさせないで…
-ジツサン(@churusan)2020年2月19日
UCOM光レジデンス、めっちゃくちゃ回線遅い…別に回線工事したいレベル。お金かかるし悩むなーネット無料が引っ越しの条件だったけど、回線の速さも条件に入れないと失敗する。
―ホクざふぁいや(@hoku_the_fire)2020年10月4日
三番目の方はまったく僕と同じ感想です。
ネット無料は確かにメリットだけれど、回線の速さを度外視していると後々痛い目見ることになります。
UCOM光レジデンスを使用しての感想
メリット
回線工事不要であるため、LAN回線を繋いだら即ネットが使える。
以上!

正直、2年半近く使って感じたメリットはこれしか思いつきませんでした。
通常、ネット開通といえば、まずプロバイダーに申し込みから始まり、回線工事の立ち合いだのなんだので開通までに1~2か月要します。
会社によっては半年ほど掛かるところザラもあるので、そういった面からすれば非常に魅力的です。
何しろ引っ越してきたその日に、壁に備え付けのLANポートに繋げれば即ネットが使えますからね。
とはいえ恩恵は導入時だけなので、それ以降は特に意味は見出せません。
デメリット
平日休日問わず夜は壊滅的に遅い
UCOM光における最大のデメリットです。
何はともあれ、まずはスピードテストの結果をご覧ください。
※なお、テストには、「USEN GATE02」のサイトを使用しております。
ADSLかな?
(ADSLでも下り最大50M、平均10Mだそうなのですが)
テストの時間帯は平日の20時前後です。
アップロードはまだしも、ダウンロードが1M弱とか、汎用モバイル端末の方がよっぽど高速では?と勘ぐってしまう散々な結果でした。
一応、都心部のマンション住まいなのですが、実家(地方)のCATVの方が100倍速いです・・。
まさかここまでの結果になるとは正直思いもよりませんでした。
用途別の回線スピード判定結果もご覧のとおりの有様です。
YouTubeでフルHDを読み込むときはかなり時間がかかり、再生まで長時間待たされます。
また、ビデオ会議においても同様で、Skypeでオンライン帰省をしておりますが、10分も会話をしないうちに映像がカクつき、やがて切断に至る、を繰り返しています。
その他、ネットをフル活用するサービスにおいても全て「ストレス」判定が出ており、まともに使える状況ではありません。
それでも、深夜2時以降になると大分改善されてきますが、そもそも既に寝てる時間帯なので意味ありませんけど(笑)
回線障害の頻度が多く、復旧までに長時間を要した
これまでに回線障害が発生したのは少なくとも3回ありました。
出張等で不在のときもありましたので、もしかしたらこれ以外にもあったかもしれません。
1回目は休日の早朝でした。昨晩までは普通にネットに繋がっていたものの、翌日朝に急に繋がらず。
回線状態を確認すると「インターネットアクセスなし」という表示があり、昨晩まで普通に使えていたのでおそらく回線の問題と判断しました。
大抵こういう場合は2~3時間待てば復旧するものですが、昼を過ぎても改善しないため、プロバイダへ連絡。
夕方になってようやく復旧されました。
2回目も同じく早朝にネットを使用していたところいきなり切断され、3回目に至っては2回目の障害からわずか10日足らずで発生。
しかも一番復旧までが経験した障害の中で最も長く、丸二日掛かりようやく復旧しました。
私は職場が別なのでそこまで問題ではなかったものの、ネットを活用する在宅勤務の方にとっては死活問題ですよね。
回線速度改善のためにやってみたこと

というような指摘も想定されたため、やれることは全て実施済みです。
色々なサイトで速度向上のための方策を漁り、片っ端から試してみました。
改善策 | 結 果 |
OSが最新になっているか。 | 最新のOSの適用を確認。速度影響なし。 |
メモリの容量は十分足りているか。 | 16GBのメモリを使用。速度影響なし。 |
LANケーブルの規格が古すぎないか。 | 相当古いものを使っていたため、CAT6に変更。若干速度改善 |
ウィルスソフトの見直しを実施 | WEBブラウザをウィルスソフトの対象から除外。若干速度改善 |
定期的な無線ルータの再起動やLANケーブルの抜き差し。 | 一時的な改善は見込めるが持続せず。 |
・・とまあ、他にも色々試しましたが、結果としてはあまり速度向上は見込めませんでした。
一番効果があったのは、やはりLANケーブルの交換と、ウィルスソフトの検査対象除外でしょうか。
とはいえ、後者はセキュリティの観点からいえば好ましくはないため、このままで置いておきたくはないですね・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
タダほど高いものはないという言葉もあるように、一見得なように思えても、実は見えないところで色々なデメリットが潜んでいます。
これから異動や就学で新居を探している方については、賃貸の条件欄に「ネット無料」という言葉があっても飛びつかず、すぐに飛びつかないようにしてください。
今回は、たまたま私の使用している回線がUCOM光レジデンスだったというだけで、他社も同様なケースも想定されます。
先にも述べたとおり、在宅での勤務を前提としている仕事の場合、ネットの回線状況は生命線といっても過言ではありません。
大事な商談や納品の際に回線が遅すぎたり、障害で使い物にならないと多大な影響が出かねませんからね。
ご自分の居住環境にあったプロバイダや回線を、後悔の無いように是非ともご自身で選ぶようにしてくださいね。
それでは。